劇団うみねこ公演「沖縄物語~いのちの声がして~」を振り返る
本番中の写真はないのですが、24日本番前のゲネプロ中にスタッフが写真をたくさん撮って共有してくれました。
その写真を見ながら公演を振り返ってみたいと思います。
プロローグ
私の役である「軍医・比嘉現三」の登場はプロローグでした。
看護婦長と看護婦(私の妻の役)が立ち話をしているところに下手から現れます。
「婦長、手が足りない」
おそらくこの写真はそのセリフのちょっとあとのものだと思われます。
実はこの日の前日、熊本の出張から帰って来たばかり。
ゲネプロ前に前夜できなかった場当たりをしました。
ステージに立つとワクワクするのはダンスのときと同じですね。
やっぱり・・・ステージはいいわ~!!
第1場
しばらく下手で控えてたあと、次の出番は具志川松田班に出張中の井上伍長(ここは浦添井上班という設定)から文書を預かり、10時間以上かけてやってきた民間人の伊波志津江が倒れ込んで来たシーンでの登場でした。
おそらく上の写真は伊波志津江に
「足を見せなさい」
と言ったシーンだと思われます。
下の写真はいったん戻り、塗り薬を持ってきて看護婦長に渡すシーンです。
第3場(前半)
ここは軍医と婦長のちょっとしたコントタイム♪
私の本領が発揮できる(?)場面でした。
婦長「ですから、エチルアルコールは一昨日で無くなりましたって」
軍医「ホントにホントか!?」
そう、軍医は無類の酒好きの設定で、エチルアルコールを水割りにして飲んでいるとのこと。
看病している看護婦に近づいていって
「うまいんだよ」
とおふざけする始末・・・
そんな軍医の振る舞いに怒りが抑えられない婦長は包丁を手に持ちまさかの行動に出る。
振り返るとその光景に驚き
「おいおい、よせよ」
と後ずさりする軍医・・・
しかし開き直り、松田班に出張中の井上伍長に帰ってくるときにエチルアルコールを少し持って来いって言ってあるとまさかの告白・・・
エチルアルコールを持ってくることを楽しみにしている軍医は
「伍長、早く帰ってこいよ~!!」
と下手へと去っていく。
いやぁ・・・ここは楽しかった!!
やり放題(笑)
第3場(後半)
突然、井上班に傷ついた小隊長が負傷した左腕を治療しろと入ってくるシーン・・・
小隊長は看護婦たちにやりたい放題暴れまくり、騒ぎを聞きつけてやってきた兵長をも投げ飛ばしたり、けん銃を取り出したりとどうにも止まらない状況に軍医が止めに入ってくる。
「なんだなんだ、この騒ぎは!医者ならここにいるぞ」
ここから軍医と小隊長のぶつかり合いが始まる。
本土からの輸送が3ヶ月もストップしているため麻酔などない状況・・・
「消毒液ならある」
と言い出し、小隊長がそれなら診なくて良いと言っても
「放っておいたら虫がたかってきてそこは腐るぞ」
と脅す。
「まあ隊長殿だからな、特別に消毒液を使って治療してやるよ」
と小隊長に近づいていき
「脳に来るくらいしみるが、我慢しろ」
とたしなめ、去っていく。
で、ここで違和感が・・・
ゲネプロのこの場面だけふだんかけているメガネで登場しちゃいました。
本番でやらかさなくてよかった~!!(笑)
軍医の役回りはサブキャラなのですが、実直な面と茶目っ気のある面の両方あるので、やってて楽しかったです。
出番は少なかったですが、出番でないときは他の演者さんが緊張しないようにちょこちょこ声かけしてました。
若い演者さんたちの吸収力はやっぱりすごいね~!
若いっていいね~!!