「新婚さんいらっしゃい!」への道#10【本番収録編4】

新婚さんいらっしゃい!への道#10

毎週日曜日、12:55からテレビ朝日系列局(製作は朝日放送テレビ)で放送されている長寿番組

「新婚さんいらっしゃい!」

の10月30日の放送が終わりました。

この収録当日のお話の続編です。

「新婚さんいらっしゃい!」への道#7【本番収録編1】 - PON - Official Web Site (ponchan.net)

「新婚さんいらっしゃい!」への道#8【本番収録編2】 - PON - Official Web Site (ponchan.net)

「新婚さんいらっしゃい!」への道#9【本番収録編3】 - PON - Official Web Site (ponchan.net)

↑本番収録日のその前のお話はこちらです。

収録は2022年10月3日(月)でした。


ここからの内容は放送された部分以外は私の記憶を頼りにしていますので、実際に収録で行われた内容と一部違っているかもしません。

未放送の内容については青文字で表現します。

収録を通した映像はないため、私の記憶だけを頼りに書いていますので、そのあたりはご了承ください。

また結婚前の話では妻のことを「彼女」と表記します。


母の入院・余命宣告

彼の母は肝臓がんを患い、定期的に通院し抗がん剤による治療を受けていました。

久しぶりに彼女ができたので、母の体調の良いときにどこかのお店で食事でもしながら彼女を紹介する予定でいました。

しかし急に体調が悪くなり、急きょ入院することになってしまいました。

7月ごろ、主治医から呼び出しを受けました。

このまま抗がん剤治療をしなければ年を越せないとの宣告を受けます。(余命半年)

母と相談しながらもう一度抗がん剤治療を受けることにしました。

彼の母の余命宣告に彼女は号泣

帰宅後、当時同棲していた彼女にこのことを話すと、2階の奥の部屋に行き彼に聞かれないようにと布団をかぶって泣いていました。

でもその泣き声は1階にいた彼の耳に届き、2階に行ってみると彼女は布団をかぶったまま号泣していました。

自分の親でもないのにこんなに泣いてくれるなんて・・・

彼は彼女の奥底にある優しさを知り、「この人しかいない!」と結婚を確信しました。

秘密のお見舞い

母の入院生活も長くなり、退院のメドも立たない中で、彼は入院中の母に彼女を会わせようと考えました。

母はお店での食事を希望していたこともあるので、母に言うと嫌がるので抜き打ちで彼女を見舞いに連れていきました。

いきなり彼女を連れてきてしまったためか、母はビックリしたのか彼女と目を合わそうとしませんでした。

当時は札幌市内の病院に入院していましたが、その後小樽市内の病院に転院することになりました。

それ以来、彼女は彼の母に認めてほしい一心でお花と花瓶をもって毎日彼には内緒でお見舞いに行きました。

2週間ほどすると、彼の母にも熱意が伝わり、「初めて会ったときに挨拶もしないでごめんね。若い娘に騙されていると思ったの。」と彼女にお詫びの気持ちを伝えました。

そして、彼とのお付き合いを「応援するよ」とまで言ってくれました。

毎日お見舞いへ

それからというもの、彼の母と彼女はしだいに仲良くなり、入院しているほかの患者さんに「ウチのお嫁さんなの」と自慢してまわるようになっていました。

大きな地震で愛が深まる

その年の9月、北海道で大きな地震がありました。

大きな揺れに彼女はパニック状態になり、自分だけ生き残ろうと右往左往していました。

そんな彼女を落ち着かせようと彼は、「パニックになった人が命を落としていくんだよ」と言い、毛布で彼女の体全体をくるみ、その上から覆いかぶさるようにして彼女を守ろうとしました。

地震が収まって落ち着くと、彼女は彼の本当の優しさを知り、「この人しかいない」と思うのでした。

つづきは【本番収録編5】で・・・

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